最新作「激指デラックス 名人戦道場」をテストプレイしてみた


Windows版の新作ソフト「激指デラックス 名人戦道場」が近日発売されます。
木村義雄から森内俊之まで70年の名人戦・順位戦の歴史をあらゆる角度から楽しみ尽くす、ボリューム満点の超オススメ商品です。
現在まだ公式の情報は公開していないのですが、先ほどベータ版が届いたので、こっそりその機能の一部を紹介してみます。
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今回は「名人戦道場」の新機能「投了局面からチャレンジ」をプレイしてみます。名人戦・順位戦の対局の投了図から、勝った側の局面を持って激指に挑戦するというもの。
一覧から選んだのは、羽生名人―三浦八段の名人戦第2局。
横歩取りから一直線の激しい変化に進んだ後、羽生名人が指したふわっとした手渡しの▲5三歩(図)が印象的な一局ですね。

さっそくチャレンジします。
投了図を見ると、自玉は鉄壁、敵玉は一手一手。

いやこれは、いくら激指先生が相手でも、さすがに逃さないっしょ。
自信満々で対局開始。
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コンピュータの第1手は△8九銀。▲同竜でも良さそうですが、攻めに利かなくなるのが気になるので▲同玉と取ります。当然△7八銀成。▲同銀と取るつもりでしたが、△7九飛▲同玉△5七角から金を抜かれる筋が怖く見えて▲同玉。コンピュータは△6六桂(図)

ああ、もうすでにイヤな予感しかしない。よくわかんないけど気合で▲同歩と取る。
なんかここまで全部悪手のような気がしてきた。
以下△5六角▲6七桂△同角成▲同玉△3七飛▲5七角△5五桂▲7八玉△5六角▲8八玉△7七金(図)

まさかあの将棋がここまで追い詰められるとは…。
▲9八玉△3五飛成▲同角△8七金打▲同竜△同金▲同玉△3七飛(図)

王手角取り。しかし・・・
▲4七桂(図)

偶然中合いがあった。ドヤァァァ!
△7五桂▲同歩△3五飛成▲3一飛△3二歩▲3五桂△8六歩▲同玉△7四桂▲9六玉△6九角▲8七歩△8六歩(図)


おお、これはついに勝ちになったようだ。
詰ましにいってもよさそうだし、詰めろをかけても勝ちそうだし。
でも詰ませ方も詰めろの掛け方もよくわからない。
「いやこれはさすがに詰ませるでしょー」と周りの編集部員がプレッシャーをかけてくる。
▲3四歩△4四玉▲4六飛△3五玉▲5六飛(図)

結局詰ましに行って詰まず、角を抜く。
この局面でついに激指先生投了!
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担当者に聞いたところ、この「投了局面からチャレンジ」の収録局数は、1800局以上(!)だそうです。
マジっすか。1局勝ちきるだけでもうフラフラなんですけど。

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