画像作品とはなんでしょうか?
ここでいう画像作品とはコミック、写真やイラスト、絵画の作品集など、画像が主体となる作品のことです。解説などで文章が入るものもあると思いますが、表現の主体が画像になるものを画像作品といたします。ここでは画像作品の電子書籍を読みやすく作りやすいものにするための基本ルールを説明しますので、下記のポイントを守って画像をお作り下さい。
■画像作品の基礎知識
画像の解像度について
ファイルの種類について
縦位置と横位置
ファイル名について
※データは圧縮して1ファイルに
■画像作品の基礎知識
◎画像の解像度について
EPUB電子書籍で使える画像は、最大でも長辺が1280ピクセル程度に収まるようリサイズしてください。1つの電子書籍ファイルに含められるファイルサイズの上限があるため、必要以上に大きな画像データはファイル容量を圧迫してしまうためです。逆に、小さい画像は640×400ピクセルを目安にしてください。 ※アイコンなど特殊な用途の画像を除く
なお、画像の縦横比については、できるだけ1.5:1(1280×850ピクセルなど)程度に収まる比率にしてください。特に縦長画像は、これ以上縦長になると表示時に不具合が起きる場合があります。
◎ファイルの種類について
EPUB電子書籍で扱える画像ファイルはJPEG、GIF、PING、SVGですので、これらのフォーマットにしてください。ただし、PNGやGIFの場合は、アニメーション効果や透過属性は利用しないで下さい。また、EPUB電子書籍出扱えるカラーモードはRGBなので、印刷用に使用したCMYKの画像はRGBに変換する必要があります。
◎縦位置と横位置
EPUB電子書籍の場合、画像のサイズは端末の横幅にフィットされますので、横長(横位置)の画像の場合、横幅がフィットして、画像の下部に余白ができることになります。縦長(縦位置)の画像の場合、Kindleでは縦幅にフィットされますが、Google Playでははみ出した部分が次のページに送られてしまうようです。また、極端に縦長な画像の場合、Kindleでもエラーを起こすことがありますので、そのような画像の使用は控えて下さい。解像度の項でも説明したように、1.5:1を限度と考えて下さい。一般的なデジタルカメラの画像の縦横比であれば問題はないでしょう。
◎ファイル名について
文字化けなどを防ぐため、ファイル名は「A01.jpg」など、掲載順に半角英数字を使って下さい。
※<重要>データは圧縮して1ファイルにまとめて下さい
申し込みフォームで添付できるファイルの数は1つのみで、容量は10MBまでです。仮にMicrosoft Wordファイル1つに原稿と写真の両方が収まっていたとしても、文字化けなどを防ぐため、ZIPやLZHなどの形式で圧縮したものをご送信下さい。EXE形式など、自己解凍形式はご投稿いただけません。詳細は、「原稿の送り方」をご確認ください。